（試合前。高城の先発起用を明かす）
　「きょうはバクチだな。高城でいく。井納とのコンビネーションを考えてみる。井納（の先発した試合）は３連敗中だからな。テンポ、配球みたいなものも含めて、キャッチャーが代わっていい方になれば。リズムを代えてよくなればね。ウチの隠し球だよ」
　（相手は小川が先発）
　「ウチの打線は相性がいいんだよ。３連勝中だろ？。あえてライアンから５割打っている黒羽根を外すけど。まずは守り重視ってことで。ライアンもリベンジしようと目の色を変えてやってくるだろうね」
　　◇　　◇
　（試合後。打線が沈黙して好投の井納を見殺し。痛い連敗。会見に応じる）
　‐３番梶谷、４番ブランコがそろって無安打。好機に凡退したのが響いた。
　「内容が今までにないくらい悪すぎる。２枚いっぺんにブレーキになると、勢いがつかない。野球選手に波はあるんだけどね。一気に変えてくれる雰囲気、存在の選手に期待するときがきた。次のナゴヤで切り替えます」
　‐多村を二回の打席の直後に交代させた。二ゴロで全力疾走できなかったが。
　「体の状態が悪い。プレーを見て、（交代を）判断した。結果的にああいう姿は無気力のように見える。試合に出る以上、そういう姿を見せてはいけない。体を治してこい、と通達した。後半戦、大事なところで帰ってきてほしい」
　‐交代要員はグリエルになるのか。
　「そうなると思う。あした合流かどうかわからないけど、その流れになる」
　‐井納は２本塁打を浴びたが、７回をその２失点のみの好投
　「一発だけだったけど、その一発はなかなか防げないだろう。ボール自体は井納らしい雰囲気がでていた。次に期待したい」
　‐相手の小川がよかった。
　「よかったけど、その上をいく気合を出さないとやられる。むこうからはリベンジしたいという魂を感じた。ブランコや中軸に向かってくる姿勢を、押し返さないといけない」
　‐２連勝を狙っていたが、結果は逆になった。
　「勝負ごとには勝ち負けがある。苦しい状況だけど踏ん張らないといけない。勝負はここからだ」

監督語録から